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2013年6月25日火曜日

【207】助動詞⑦「らむ」「けむ」

【207】助動詞⑦「らむ」「けむ」
「らむ」
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 接続 意味
らむ らむ らめ 終止形 〔推量〕 〔原因推量〕 〔伝聞〕 〔婉曲〕
「けむ」
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 接続 意味
けむ けむ けめ 連用形 〔推量〕 〔原因推量〕 〔伝聞〕 〔婉曲〕
「らむ」は現在の〔推量〕〔原因推量〕〔伝聞〕〔婉曲〕
「けむ」は過去の〔推量〕〔原因推量〕〔伝聞〕〔婉曲〕
訳し方の基本:「らむ」→『~いるだろう』〔推量〕,『どうして~なのだろう』〔原因推量〕,             『~いるとかいう』〔伝聞〕,『~いるような』〔婉曲〕
訳し方の基本:「けむ」→『~いただろう』〔推量〕,『どうして~いたのだろう』〔原因推量〕,           『~いたとかいう』〔伝聞〕,『~いたような』〔婉曲〕
文末の「らむ」「けむ」→〔推量〕,〔原因推量〕
文中の「らむ」「けむ」→〔伝聞〕,〔婉曲〕
※※「らむ」(「らん」)の識別
結論からいえば直前の用言の音で識別
「u」音+「らむ」→〔(現在)推量〕の「らむ」
「a」音+「らむ」→〔完了〕の「り」の未然形の「ら」+〔推量〕の「む」
「~ら」となる活用語(動詞など)の未然形+〔推量〕の「む」
以上3パターンのいずれかになる。

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