【102】動詞の活用の種類(下一段・上一段) |
下一段→「蹴る(ける)」 |
蹴る(ける)→カ行下一段 |
語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
無 | け | け | ける | ける | けれ | けよ |
上一段→「きる」,「みる」,「にる」,「いる」,「ゐる」,「ひる」を「きみにいゐひ る」なんて覚えるが,きちんと漢字を当てはめて覚えること。なぜなら同じ「きる」でも「着る」ならばカ行上一段だが,「切る」だとラ行四段になるからである。 |
「いる」ならばヤ行上一段,「ゐる」ならばワ行上一段,ア行上一段は存在しない。 |
◎「きる」について |
着る→カ行上一段 |
語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
無 | き | き | きる | きる | きれ | きよ |
うちきる『身にまとう,着る,かぶる』→カ行上一段 |
切る→ラ行四段 |
霧る(きる)『霧やかすみがたちこめる,目が涙でかすんでみえない』→ラ行四段 |
鑽る(きる)『火をおこす』→ラ行四段 |
※「着る」「うちきる」及び上記以外の「きる」,「~きる」という動詞はすべてラ行四段,ラ行下二段のいずれかである |
◎「みる」について |
見る→マ行上一段 |
語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
無 | み | み | みる | みる | みれ | みよ |
※「見る」以外の「~みる」という動詞はすべてマ行上一段 |
◎「にる」について |
似る→ナ行上一段 |
※「似る」以外の「にる」「~にる」という動詞は存在しない。 |
◎「いる」について |
射る(いる)→ヤ行上一段 |
鋳る(いる)『鋳造する』→ヤ行上一段 |
沃る(いる)『~をそそぐ,~を浴びせる』→ヤ行上一段 |
煎る(いる)『煮つめる』→ラ行四段 |
炒る(いる)→ラ行四段 |
入る(いる)→ラ行四段 |
※上記以外と「~いる」という動詞はすべてラ行四段,ラ行下二段のいずれかである |
◎「ゐる」について |
率る(ゐる)→ワ行上一段 |
率ゐる→ワ行上一段 |
※上記以外及び「まゐる」以外の「~ゐる」という動詞はすべてワ行上一段 |
◎「ひる」について |
干る→ハ行上一段 |
はなひる,嚔る(ひる)『くしゃみをする』→ハ行上一段 |
簸る(ひる)『(穀物などを)箕でふるいわける』→ハ行上一段 |
※上記以外の「ひる」「~ひる」という動詞は存在しない |
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